祐希が来なくなって1ヶ月が経ったある日、
顔色を変えた彰人が黎蘭に向かって
走ってきた。

「彰人君?どーしたの?」

黎蘭が質問しても彰人は何も話さなかった

「ねぇ?顔色変えてどーしたの?」

すると、彰人が初めて口を開いて
黎蘭にこう告げた・・・

「たった今病院で祐希が死んだって・・・」

「そ・・・そんな・・・」

黎蘭はその場で泣き崩れた。

祐希にはとても早すぎる不幸だった。

彰人によるとガンだったらしい。

ガンが発病したのは去年の冬。