白石が隣に座った。




白石気づいてるのかな...?





三年ぶりとはいえ、
あの頃の可愛さは全然消えてなくて、
あの頃のドキドキが甦ってくる。
なんか、キョロキョロしてる。












...こっち向いた






「あれ...?もしかして、奏くん...?」




覚えててくれたんだ...!
安心と嬉しさで頬が緩む。




「え、うん。
覚えててくれたんだね!」




「そりゃあ覚えてるよ!
あんなに頭いい人なかなかいないもん!」




そんなこと言われたら、
照れる...。




「でも、白石だって同じくらいじゃん!」




「えーそんなことないよー!」





相変わらず、可愛いなぁなんて考えたら、
祐介が入ってきた。

「なになに?知り合い?」





「小学校の頃からの知り合い。」




「あー!奏のはt...」

「バカ!」



そんなのバレたらヤバい。
久しぶりにこんなに慌てた気がする...。





白石は、終始にこにこしている。

鈍感でよかった...。

鈍感なのも可愛いんだけどね。








ヤバい。
まだ再会したばっかりなのに、
もう好きになってる...。







胸が高鳴る。
その鼓動をしっかり感じるほど。