直線の距離ー偶然の再会ー

ずっとしまいこんでた。


苦しくて忘れようともした。


でも今ここに彼女はいる。



彼女との思い出はあの頃で止まったままだけど、俺達の時間はまた動き出した気がした。



「ひろに呼び止められた時、嬉しかった。また会えたのがひろでよかった。
あたしもひろのこと…


好き、だよ。」



にこっと微笑むその顔に安心し、ほっと肩を撫で下ろす。



彼女の笑顔を見るたびに俺は幸せだ、と思う。

きっとこれからも。




「次は俺が会いに行くから。」

「うん。待ってる。」



また、今度はお互いを想って

甘い口づけを交わした。