ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊

ドアを閉め、扉を背にして立つ。



狭い資料室に、ふたりきり。



「それはっ……。
みんなが……。
そう呼ぶから……」



「まぁ、俺も。
クラスメートに、“委員長”ってあだ名で呼ばれてたことは知ってる。
現に今も、全校的に、そう呼ばれているし」



「…………」



「そのことについては、特になにも感じてない。
でも……」



「でも……?」



「キミにだけは、そう呼ばれたくないな」