ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊

そんなことを考えていると、



「あの……。
委員長っ!」



と、大熊さんが俺を呼びとめた。



「ん?」



「この前は、急に帰っちゃってごめんなさい。
生物室の整頓……。
ひとりでやらせちゃってごめんなさい」



大熊さんは、教員室のそばの廊下で、教材を手に持ったまま、頭をぴょこんと深く下げる。



「…………」



「あたし。
次の日、手伝おうと思って、早く学校に行ったけど。
ものすごくきれいに片づいてたから……」