ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊

……って、おまえっ。



先生に詰め寄るな。



そんな満面の笑みで詰め寄ったら、怖いだろ。



とっさに、制服の背中部分を後ろに引っ張った。



「ぐ、えっ……」



大熊さんが、妙な声を出した。



でも、そんなことにはかまっていられない。



「ぶつぶつ言ってないで、さっさと運ぶぞ。
ほら、手ぇ出せ」



大熊さんの小さな手に、教材をドサッと乗せる。