「大丈夫だ。心配すんなって、お前はお前らしく、いつものお前で臨めば平気だ」





あたしの不安を読み取ったのか、ユウの暖かい手とあたしの手が重なり合う。





あたしは、いつものあたしで。





「いつまでもニコニコ笑っている元気が自慢のまやを出せ」





元気が自慢のあたしを出す。





うん、大丈夫。






だって、あたしは一度戦ったもん。






あたしがこの世界で歩んでいく時に、こんな覚悟も決めたはずだ。