一刀一矢魂を込めます!

「まや殿、わしはこっちだ」





声のする方へ目線を向ける。





うん、あたしは間違っていない。






だって、黒猫しかいないんだもん!!





いやまさか…ね。





「ユ、ユウ。この声って……」






「ああ。間違えなくお前の腕にいる黒猫だが?」






やっぱりそうだったー!!





猫はあたしの腕から飛び降りる。