一刀一矢魂を込めます!

「で、その腕にいる黒猫は?」





「なんだお主、わしのことを忘れたのか情けない。仁は覚えてたが?」





透き通る綺麗な声。





その声はあたしの腕から聞こえた。





いやいや、待とうか。





あたしの腕の中はこの黒猫しかいないはずだが?





「ちぇ、お前か」




ユウはなんだか正体がわかったらしい。