一刀一矢魂を込めます!

「ふーん。俺に対してそんなことを思っていたのか…」





低く響く透け通るような声。





耳に入るだけで鳥肌が立つ。





「いや、べ、別にユウが素直になってくれれば嬉しいなーとか全く思ってないから!…あっ」




自分の発言が墓穴という事を感じた。




「ふーん、じゃあマロは」





「んーとね、マロはねー、帰るよマロ!」





(ラジャー!オレサマは現主様の言うことを聞くのさ)





ユウの腕にいたマロを呼び戻し、ユウから全力ダッシュで逃げる。