一刀一矢魂を込めます!

「そっか、バイバイ。また明日」




狐に戻って森の奥深くへと走り去っていくノンちゃん。





あたしもあの黒猫を抱いて家へと向かう。





頭を指でスリスリと撫でると、ニャーと可愛い鳴き声で反応してくれる。





かっわいい。





「全く、誰かさんとは違うんだから」




今までの生活を思い返す。



「ユウももうちょっと素直になればいいのに……」