一刀一矢魂を込めます!

少ししてから遅れて入ってきた魚屋の兄ちゃん。





あたしが隠れている木を通り越して奥深くへと走っていった。





いなくなったのを確認し、八百屋へ行こうと歩き出す。





「キュピ?キュッピー!!」




あたしに向かって飛んできた白い物体。




「そこにいたか、お前………」





後ろから低くイラついている声が聞こえる。





ササーッと顔から血管が無くなる感覚がした。