一刀一矢魂を込めます!

ーーキャーッ!!



マロと練習していると、表から大声が聞こえた。



その声に真っ先に反応したユウは、すぐさま声がする方向へ飛び出す。




あたしとマロもユウの後について行く。



「な、なによっこれ……」



表に出たあたしは驚いて、その場から立ち止まってしまった。




振り向けば楽しそうに遊んでいた子供たちは、投げられるように宙に舞っている。




ニコニコ微笑んでいた大人たちは我が子を守っていたり、逃げていたりしていた。




中には逃げきれず、倒れて血を流す者もいた。