一刀一矢魂を込めます!

ユウがこちらに戻ってくる。




今だにまやとマロは笑っていた。




「マロ。お前、化けたな」




いつもよりイラついているユウの声。




(さぁ?何のことだかオレサマにはさっぱりだ)




「ふぅん。燃やそうか」




あたしの腕に戻ろうとしたマロに鋭い一言。




その一言はマロにとって苦手な物だったみたいで、観念したように語り始めた。




(だってユウお祝いとかしないじゃねぇか。まやが折角暮らし始めたのに何もしねぇなんて)



反省したのだろう。