一刀一矢魂を込めます!

佐藤まやという人物をもっと調べたくなった。




それも側にいて、じっくりと見つけていく。




隣でスヤスヤと眠っているまやの頭を、のばしていた手で撫でる。




「お前こそ頑張れ、まや」




そういう意味合いも込め、ぐっすりと眠るまやの頬をつついた。




楽しい夢を見ているのか、まやの頬は緩みっぱなしだった。




気づかれなくてよかったと、安堵の息を吐く。




そして、自分も布団に潜った。




意識がなくなるまで、そう時間はかからなかったのだろう。