一刀一矢魂を込めます!

これが恋の力なんだなって思うと、とても怖くなって、自分が嫌いになる。



これが嫉妬なんだって。



自分が醜いんだって、思っちゃうんだ。



「麻里子と再会のと、麻里子と仲直りしたから抱き合っていた」



ユウが切ない表情に変わる。



ほら、あたしのせいだ。



何も出来ないあたしがここに残ったって意味は無いんだから。



行かせてよ。あたしの世界に。



『帰らせませんよ』



みんなが無言の状態に、ノンちゃんの声は鋭く、強く響く。



『あたしには何も出来ない、という理由では帰らせませんよ』