「わ、私がゆうくんにしたことは許される事でもないと思う。ごめんなさい」
服から伝わる麻里子の震える指。
耳に入る麻里子の震える声。
それでも、黙る俺を見て涙を流しながら震える声を出した。
「言い訳にしか過ぎないと思う。けど私は、ゆうくんの事が大切だった。昔も今も変わらない。
だから昔、ゆうくんの悪口を聞いたら止めてたの。例えそれが男の子でも、大人でも」
更に指先に力を込めた麻里子が口を開く。
「私が悪口を言えば、お母さんは助けてやるって。高いお薬も出してやるって言われて……。
私はゆうくんを助けなかったことを後悔してる。私はずっとその罪を胸に焼き付けて生きていくつもりだよ…」
本当に、ごめんなさいと頭を下げて言われた。
服から伝わる麻里子の震える指。
耳に入る麻里子の震える声。
それでも、黙る俺を見て涙を流しながら震える声を出した。
「言い訳にしか過ぎないと思う。けど私は、ゆうくんの事が大切だった。昔も今も変わらない。
だから昔、ゆうくんの悪口を聞いたら止めてたの。例えそれが男の子でも、大人でも」
更に指先に力を込めた麻里子が口を開く。
「私が悪口を言えば、お母さんは助けてやるって。高いお薬も出してやるって言われて……。
私はゆうくんを助けなかったことを後悔してる。私はずっとその罪を胸に焼き付けて生きていくつもりだよ…」
本当に、ごめんなさいと頭を下げて言われた。


