一刀一矢魂を込めます!

お腹いっぱいになったところで、空はもう真っ暗に。





ユウはお皿を洗って部屋にやってきた。





本当はバラバラが良かったのだが、生憎部屋は台所と寝室の二つしかないのだ。





布団を端っこに付け、中心に空間を作る。




「お前、なんでそんな離れてんだ?」




せっかく端っこに寄せた布団を、ユウの布団のすぐ隣に戻される。




ちょいちょいちょいちょい。ユウくんよ。





男女二人っきりで同じ部屋なんて緊張しないのかい。




「お前も早く来いよ。結界張りてぇんだけど」