あたしは何とか自我を保ち、麻里子さんに聞いてみた。
「え、ええ。お陰様でこのように立っていられるほどすっかり元気になりました。あなたが運んで下さったのですね。ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をしてまで感謝を伝える麻里子さん。
ユウはその間も麻里子さんに視線を向けたままだった。
「えっと、あたしが言うのもあれなんですけど。こちらに座ってください。元気だとはいえ怪我してたんですから」
あたしは座っていた席から立ち上がり、麻里子さんに譲る。
ユウと知り合いっぽいっし。
何よりこの椅子と机は、二人用だから。
「え、ええ。お陰様でこのように立っていられるほどすっかり元気になりました。あなたが運んで下さったのですね。ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をしてまで感謝を伝える麻里子さん。
ユウはその間も麻里子さんに視線を向けたままだった。
「えっと、あたしが言うのもあれなんですけど。こちらに座ってください。元気だとはいえ怪我してたんですから」
あたしは座っていた席から立ち上がり、麻里子さんに譲る。
ユウと知り合いっぽいっし。
何よりこの椅子と机は、二人用だから。


