一刀一矢魂を込めます!

「ちょっと待って!あたしマロと弓の使い方知らないっ!」





あたし達を放ったらかしにして、ユウはとっとと家の中に入ってしまった。





そんなあたしは家の外から大声でユウに向かって叫んでいた。





「早く家は入れ。明日から訓練だ」





大きな窓から顔を出して叫び返すユウ。





チラッと見えたピンクのフリフリエプロンをユウが着けていて、あたしは腹を抱えて笑っていた。