二、三時間こってりと絞られるように雷を落とされたあたし。



お仲間のユウは椅子に座って、あたしを見下していた。



こいつも、裏切り者だあっ!!



足が痺れて立てないあたしに、高林はペットのようにあたしの前にご飯を置いた。



只今の時刻、十時十三分。



この時間に夕飯はきつい…。




ジンさんは家に帰り、高林は寝ている。



ユウは高林からの罰で、あたしが食べ終わるまで一緒にいるらしい。




別に、一緒にいなくてもいいんだけどね…。



「さっさと食え。俺の睡眠時間が減る」



「うるさいなあ、そんなん言うならさっさと寝ろクソヤロー」




足をのばして楽にしている体勢で、持っている箸をユウに指す。