あたしがノンちゃんを迎えに行くから。



お守りを握りしめて祈る。



だから、あなたは傷ついた分笑って過ごしてください。



いなくなったノンちゃんに届くように、あたしは祈った。




すると確かにノンちゃんは笑った気がした。




あたしはお守りをポケットに戻し、掃除を終わらせた高林に問い出した。




「ねえ高林。なんであたしはここに来たの?あんたなら知ってるでしょ?」



すると高林は動かしていた手をピタッと止めた。




「いや、ちょっとこれは言えない…」



「えー?なんでー?」



あたしの声を無視した。