突然声を高く上げ、誰かの真似をする。



うん、普通にキモかった。



その証拠に鳥肌立っちゃったよ。



「あーなるほどー」



関心さなそうにあたしは返した。



あたしがわかったと感じたのか、掃除を始めた高林。



なんか、妖の王様らしき人が下僕につくなんて。



しかも、断りもせずにせっせと働いているし……。




あたしは机に肘をつけて座る。




あーあ、暇だなー。



ユウはどっか行ったし、ジンさんもお店に行っちゃったし。



ミウちゃんはジンさんと一緒だし。



マロと由美ちゃんはどうせ二人でデートらしく天界に出掛けてるし。



唯一家にいる高林も家事があるし。