高林の顔に拳を突き出したまや。



そんなまやにも全くおじけずにニヤッと笑った高林。



そんな彼女の行動さえも愛しく思う。



これは、病気なのだろうか。



自分が自分じゃないみたいで怖い。




しかしながら病気ではないとわかってしまった。




これからは仁にからかわれても、半郎はできなくなってしまうな……。



俺は小さくため息をついた。



「さあ、皆さん食べましょ。わしはお腹がペコペコです」




黒猫姿で餌の前に座る由美。



みんなが頷き、席に座った。



(それじゃあコップを突き出して)



マロが仕切り役らしい。



みんなが飲み物が入っているコップを突き出す。



「「「「「「かんぱーい」」」」」」