一刀一矢魂を込めます!

俺の答えを聞いたあと、まやはそっかと呟き体を起こした。





「無理して起きんな。一週間も眠ってたんだぞ」




俺はまやの背中に手を当て、起こすのを手伝う。





「う、ん平気だよ…。ユウが起きてるん、だもん。あた、しも平気」




まだ途切れ途切れに発せられる言葉。




俺は高林になにか食べられるものを作ってもらう。




まやと肩を組んで、台所へと移動した。




飯を作っている高林はおたまを床に落とし、仁とミウは目を見開いて驚いていた。





マロと由美は帰って来たらしく、机の上で固まっている。





「お、おはよ…?」