一刀一矢魂を込めます!

「それなのにこの子、毎回毎回一位取っちゃうんだよー。もう少し俺の出番も出してくれよー」




高林があたしにねだるように嘆いた。





「グチグチとうるさいわね。やっちゃってもいい?」






無論、高林に聞く前から弓を引いてマロを飛ばす準備は出来ている。






ズバンッ!!






大きな音が耳につんざく。






音の正体は、力いっぱい飛んだマロが壁に刺さる音だった。