「テメーっ!あんとき逃げたヤツっ…!」




ユウが声を荒らげる。





「おや?あの両親を俺に殺された哀れな少年ではないか」





こいつは、人を苦しめることを楽しんでいる。





おかしい。高林は何もかも。





「ところで佐藤は、条件破棄といくのかな?今ならまだ許せるぞ」





冷めた声をあたしに向ける高林。