「うん。頑張るよっ!」





あたしの答えを聞いたノンちゃんがふわっと微笑む。





背中に回してあったノンちゃんの手は、だんだんと地面に落ちていく。






『わたくし、あなたに、出会えて、よかっ、た……』





ノンちゃんの最期が近づいてくる。






「うん、あたしもだよっ!」






あたしの涙は止まることなく、ノンちゃんの体に落ちてしまう。




「生まれ変わってもずっと、ずっと友達でいようねっ!約束だよっ」




ノンちゃんはコクリと力を振り絞って頷いた。




『…だい、すき』





ノンちゃんの息は途切れてしまった。