一刀一矢魂を込めます!

正しくいえば、怒っている。





頬を膨らませて、ムーと唸る。





それをやっても可愛いだけだが。





「地神・由美。遅れてすみませんでした」







窓を割って入ってきたのは、白い服を着て、白い立派な羽が生えている人だった。







まさに天使。







「遅ーい。姉上の言う事もすぐに行動できないこと?」






「姉っ!?え?姉弟?!」