一刀一矢魂を込めます!

それよりも、あたしは中庭にいた気がするのだが。





夢だったのだろうか。





夢にしては現実すぎた。






「まや様おはようございます」






じぃやが忙しそうに城を駆け回る。






いや、じぃやだけではない。






城にいる全員が駆け回っているのだ。






「高林ー?なんかあったのかー?」






あたしは未だに部屋にいる高林に声をかけた。