一刀一矢魂を込めます!

ーーチュンチュン






いつも通りの朝、雀の囀りで起きる朝。







ただ一つ違うのは…。






「おはよう、まや」






ベッドの上に高林がいることだ。






「邪魔だ、どけ」






朝からうるさいオーラを高林に向けるが、そんなことに気づくような奴ではない。






あたしは高林を押しのけ、廊下に出る。