一刀一矢魂を込めます!

『どうぞ、膝をお使いになりなさい。それにいつでもわたくしに甘えてください』






ノンちゃんの言葉に甘えさせて、膝を使わせてもらった。








ノンちゃんの膝に頭をのせた瞬間。







ノンちゃんの暖かさと、ノンちゃんの優しい香りがふわっと身にしみる。







『ゆっくりとおやすみになってください』






雫は止まらないまま、あたしは瞼を下ろした。







「ノンちゃん、大好き」





フフッとノンちゃんが笑った気がした。






『わたくしもですわよ』






ノンちゃんの優しさがいつまでも体に残っている。






あたしはそこで意識を失った。