一刀一矢魂を込めます!

『まやはね、いっぱい我慢したと思いますよ。嘘で大切な方を傷つけてしまい、心がさぞかし辛かったでしょ?』






だから、とノンちゃんは休むことなく続ける。






『戦う時は、わたくしを倒してくださいな。以前も言いましたが、わたくしを倒して前に進むのです』







ノンちゃんは微笑んであたしに目を向ける。







「でも、あたしはノンちゃんを倒してまで行きたくないっ!ノンちゃんはあたしの大切な人だもん!」






『それでも、人は何事にも我慢というものが必要なんです。
命も遅かれ早かれ無くなります。わたくしが勝っても、命はどうせ無くなります。ただそれが早くなっただけですの』