「つまりお前は異世界から来たっつーことだな」





あたしが弓道をやってたとか、大会の日の帰り道で事故にあったとか、目が覚めるとこの桜の木にいたとか。





ユウが納得するまで、色々と説明した。





こいつのまとめはあたしが言いたかったことを言った。





「まあ簡単に言うとそうなるのかな?」




乾いた笑いが口から出る。




なんだあたし、最初っからそう言えば良かったんだ。




昔からスポーツは得意でも、勉強だけは苦手なんだよなー。




「んじゃあ、お前泊まるとことかねぇわけじゃん」