仁の言葉に由美とマロが頷く。






命を落とすことを覚悟して戦う。






美しいと思った。





「ありがとなっ!」






ユウの不安気な声はすぐに吹き飛び、明るい声に変わる。






「やっぱりオメェら大好きだぜっ!」







「男に言われても気持ち悪ぃだけだ」





仁の鋭い一言が心に刺さる。






これが最後の戦いになるだろう。






ユウたちは森に向かって再び歩み出した。