「おらっ、仁も行くぞ。あの森の奥へ」






ユウが振り向きざまに森に向かって指さす。





どうやら敵は森の奥にいるらしい。






「わしは許さぬっ…。大事なまや殿を奪ったあやつが…。だからわしらは行くのだっ!」






(お、おいどうした由美っ!!)






突然叫び出した由美を心配するマロ。






ユウも由美の態度に呆気られている。