一刀一矢魂を込めます!

「俺はユウ。別にさっきのは助けてやった訳じゃねぇ。これが仕事なだけだ」





「あの、仕事って?」




こんな学生にしか見えないユウが、仕事というワードを言ったのが、不思議でたまらない。





「お前、ここの住人じゃねぇのかよっ!」




するとユウは驚いた声をあげ、頭を抱えた。





「あたしはただ事故にあって、目を開けたらこの桜の木にいたんです!」





知らないユウに言うこともないかもしれないが、何故かユウに言わないとダメな気がしたから。