一刀一矢魂を込めます!

「…っクソ」





近くにあった電柱を殴る。





「今ここで悔やんでも意味ねぇ。俺らは探すしか道はねぇんだよ」






仁が冷静にユウに語る。





(お、おいっ!あいつ!)






マロが指さす方へ目を向ける。






『あら、皆さま勢揃いですこと。でも、あの小娘はいないようですね』






かつて挑発されたあの狐が空から降りてきた。