慌てて玄関から入ってきた昔からの唯一の友人、仁。






「ああ、本当だ」






「どうしてだっ?!お前、まやのこと大事にしてたんだろっ!!」






「っうるせー」






仁は口を開くと大声で叫んだ。






仁を静めるように発した言葉が効いたみたいで、部屋がシーンと静まり返る。







「確かに俺は大事にしてたかもしんねー。けど、あいつは言ったんだ。
俺らのこと仲間だと思ったことは一度もないって、はっきりとなっ!!」