「ようこそ、妖の城へ」






机に肘を置き、偉そうに口を叩くあいつ。






「これでユウ達に絶対に攻撃しないと約束だったな、“高林”」






ノンちゃんが慕っている主様。






じぃやが大切にしている主様。






そいつは全て、あたしのライバルで同級生の高林だった。






高林が持ってきた交換条件はこうだ。






あたしが妖の味方になればユウ達には攻撃しないと誓う。





ただし、あたしが妖の敵になると町を一日で潰す。