「えっ?えっと、じぃや?」





「はい」





あたしが言われた通りにじぃやと呼ぶと、じぃやは満足そうに笑った。






そして段々と城の中を歩き続けていると、壁の色が赤に変わっていた。






じぃやとあたしは立ち止まる。






そこには金色の大きな扉があった。






「こちらが主様の部屋でございます」





じぃやが扉をコンコンとノックする。