一刀一矢魂を込めます!

今日は嫌な予感がしてたまらない。





何か、来るような。




「カァー」




夕焼けの午後。





この時間帯に烏が飛ぶのは、珍しくもなんともない。





それなのに、その烏はあたしに向かって飛んできた。





バサバサバサと大きな翼を動かして、速さを落とす。





そして窓の淵に止まった。