「ほんと!目障り!」 美雨が言いたい放題、私を罵る。 「でも。それ、私が悪いの? それは慎也の気持ちでしょ? それが嫌なら私から奪うくらいの努力すればどうですかね?」 そっちが人数多いからって怯むとおもったら大間違い! いつも、優といるおかげで口は達者になったし、慎也のおかげでメンタルも強くなった。 「うざ。」 美雨はそう言うと、蛇口を回してホースを私の方に向けて勢いよく水をかけた。 「ちょっと!冷た!」 案の定、私の制服はびしょ濡れ。