優先順位



連れてこられたのは、女子トイレ。

中には、美雨と仲のいい女の子たち3人。

「ねえ、なんで連れてこられたかわかる?」

「さぁ?」

わかるよ。慎也のことだろう。

「生意気なんだよ!慎也とそのまま自然消滅してればよかったのに!昨日を境に女の子への態度いつもと変わって!うちらとも遊ばなくなったし!」

そうなんだ。
今の状況なんて、どうでもいいくらいその事が嬉しかった。