でも、どうやればいいんだろう。
「こっはっく!」
「神楽」
この子は私の親友、榊神楽。
茶髪で天然パーマ。
いつもどおり、一つ結びだ。
「神楽、琉夏さ、生徒会長ならないって」
「えっ、なんで!」
「『俺は向いてない』っていってる」
私は琉夏に任せるって決めている。
もう今さら変えたくないし。
それにそれだけ私は琉夏を信用してんだ。
「思ったこと言えば?」
「そうだね。直球でいいかも。」
「頑張ってきな!」
大きな声で私の背中を押してくれた。