清々しい朝…!

今日は、初めての中学校の登校日!
ものすごく、わくわくするな~!

私、小林 愛睦-こばやしあむ-。
今日から中学1年生。

性格は、元気でマイペース。
少し、ドジっ子なのが悪いとこ。笑

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「あむ、おはよ。」

実雪の声がした。

彼女は、桐沢 実雪-きりさわみゆき-
私の大親友だ。

彼女は、幼い頃に耳を悪くして
補聴器をつけている。
普通に会話は出来るが聞こえない時は
手話をして会話をしている。

「おはよ!」

私は、手話を交えながら挨拶をした。

実雪と共に、昇降口へ向かうと…
クラス分けの書いた紙が貼ってあった。

それを見ると私は1年2組と
書いてあった。

実雪は、4組だ。
離れてとても悲しかった。

それと同時に、また2組か…
と落ち込んだ。

なぜ、2組ということに
落ち込むかというと
小学校から今までずっと2組にしか
なったことがないからだ。

たまには、他の組にならないものかと
些細にも思っていた。

そして、クラスへ行くと
他の知らない人ばかりがいた。

人と話すのが苦手な私にとっては
その空間は大変苦しい場所であった。

とりあえず、席に座ると…

「こばやし…あむさんだよね?」

1人の男の子が話しかけてくれた

「はい…そうですが、、」


「ぼ、ぼくっ!ぼくも!小林って言うんです!小林って!多いですよね!」

彼は、焦りながら早口で言った。

「そ、そうですね(汗)」

私は、困りながらも答えた。

「あ、あの僕と付き合ってください」

私は、え…?えええええええ?!
と思った。
だって、いきなり話しかけてきて
告白?何も知らないのに?え?

私は、とりあえず深呼吸をして
答えた。

「あの、あなたがどういう人なのかも分からないのでお付き合いは出来ません。ごめんなさい。ですが、お友達としてこれから仲良くなりましょう。」

彼は、一瞬落ち込んだ顔を見せたが
切り替えたのか笑って

「はい。」

と答えた。