「え? ちょ、晴さん?」 「え? ああ、ごめんなさいね。あの子、あなたの他にも女がいるのよ。悪く思わないでちょうだい、私がガツンと言っておくから」 そう言って晴さんは玄関に置いてあった金属バッドを持って階段を駆け上がろうとする。 私はその晴さんを止めようとする。 「違います! そうじゃないんです! 晴さんに用があるんです!」 「え? そうなの?」