「楽しみだな」


遠山くんはクールなイメージがあったけど、本当はちゃんと喜怒哀楽のある感情豊かな人なんだ。


「遠山くん!」

「悠。」


「え?」


「悠でいいから。よろしくな桜。」


なんか嬉しかった。悠くんと仲良くなれたきがする。


気づけばあっという間に放課後で


帰る方向が同じな咲斗と私、里梨と悠くんとで別れて帰った。


「なんか入学式って感じしねーな」


「そーだね。なんかまた、咲斗と会えるなんて思わなかったし。」


「俺達の出会い病院だもんな」

ははって笑いながらいうから本当に笑顔が良く似合う人だなって思う。


「そういえば、なんであの日あの病院にいて、私に声かけてくれたの…?」