ちょっと遅れて体育館へ入ってきた私達は目立っていて、やっぱり咲斗はモテていて、影で女子が影口を言ってるのも聞こえた…


それがちょっと怖くて、里梨達の元へと急いだ。


「あー!桜達やっときたー!遅いぞ……え?手!!どうした!?」


私はあっと気付き、パッと手を離した。


里梨と遠山くんがニコニコ。いや、ニヤニヤ微笑んでいた。

「お前らいい加減前向け」

咲斗の一言で2人は前へ向いた。


「ありがとう」

私は小声で咲斗に話した。


咲斗はなにも言わなかったけど、私の頭を撫でてくれた


その咲斗の手に私の胸が少し高鳴ったのがわかるのはまだ先のこと…。