教室につき、席を確認と思ったらこの学校は席がどうやら自由なようだ。


だから私は里梨と窓側の後ろの方へ席に着いた



里梨と話していると



「雨宮桜?」


急にフルネームで呼ばれ、振り返ると、


「…え?咲斗?」



「…久しぶり」


そういって太陽みたいな笑顔で笑う君にまた逢えるなんて、私の胸は少し高鳴った。



「隣すわるな?」


「あ、うん」

ぎこちなく会話してると


「なになにー?知り合いー?あ、私春音里梨!よろしくー!」


「おう!俺は晴山咲斗な!よろしく!」


それで、さっきから無言のままの咲斗の隣にいる人をじーっとみてると


その視線を感じたのか

「遠山悠」

それだけしか言わなかった


「こいつちょっと無愛想だけど、いい奴だから!」


「そっか、私は雨宮桜。よろしくね!」